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太陽光

前回の記事 太陽光パネルの選び方 で紹介した変換効率について。

今回はもう少し詳しく見ていこうと思います。

モジュール変換効率

なぜ、このようなものがあるかというと。

太陽光パネルというのは 100%完全に電気エネルギーに変換することができないからです。

その理由としては

  • 太陽光がパネル表面で反射する
  • 全波長を吸収することができない
  • 太陽電池の内部にも電気抵抗がある

といったことから。

モジュール変換効率の計算式は下記の通りになります。

(モジュール公称最大出力【W】)/(モジュール面積【平方メートル】×1,000【W/平方メートル】)

上記の計算式で算出された数値に100をかけて百分率で表したものが変換効率【%】です。

変換効率は他にもある

実はモジュール変換効率だけが変換効率ではありません。

モジュールよりももっと細かい単位でみたセル変換効率。

セル変換効率=モジュール変換効率とはなりません。

理由はセルとセルに隙間があるからです。

あとはパワーコンディショナー(パワコン)の変換効率です。

パワコンの変換効率はメーカーごとの差が小さいのでそれほど気にしなくても良いかと思います。

よって、ユーザーにとって一番重要なのはモジュール変換効率ということになるのです。

メーカーもこういう理由からパンフレットにわかりやすく載せているわけです。

最後に

いかがでしょうか。

変換効率は色々ありますが、ユーザーとして最も大切なのがモジュール変換効率であるということがわかったかと思います。

各メーカーの努力もあって変換効率は昔と比べて向上しています。

価格も買いやすくなっています。

売電価格は年々下がっていますが、回収期間がそれほど変わらないのはこういった理由にあります。

まだまだ太陽光発電は「お得」なシステムです。