今回は雑学みたいな記事になるのですが。
発電所でつくられた電気というのは交流で各家庭に電線を通って送電されるわけですが。
「なぜ交流を使っているのか」ということです。
電流には直流と交流があります。
直流は電気の流れの向きが一定の電流のことで。
交流は電気の流れの向きが時間的に変化する電流のことを言います。
うさぎ
なんか今回むずかしそう。
…面倒な話はあとにするとして。
結論から言うと「変圧しやすいから」です。
実は直流の変圧というのは非常に難しいのです。
それに対して交流の変圧は比較的シンプルにできるのです。
なぜ変圧が必要かと言うと。
「高圧送電したいから」です。
発電所から各家庭に届くまでは長い道のりです。
エネルギーはその間どんどん失っていくわけです。
エコ太郎
電流が大きいとエネルギーの損失が大きいってことですね。
高圧送電をすれば、実際に流す電流は少なくなり。
こうすることでエネルギーの損失をできるだけ小さくするようにしているのです。
ただ、そのまま家庭に高圧電流を送るのは非常に危険です。
そこで「変圧器」が登場し、安全な電圧まで下げてくれるのです。
あとは家に引き込んでコンセントにたどりつくのです。
まとめ
公式や証明もなしで説明したので多少わかりにくかったかもしれませんが。
まとめると。
- 発電所からの送電は交流
- 高圧で送電されて電流を少なくして、エネルギーの損失をできるだけ小さくしている
- 家庭に届く前に変圧されて、安全な電圧で送電される
ということです。
余談ですが、実は昔は直流で送電されていたころもあったそうです。
世界最初の発電所の設立者はエジソンです。
エコ太郎
さすがエジソン!
しかし直流送電のため電圧降下が激しく。
発電所から遠く離れているところの電灯が暗いなどの苦情も結構あったみたいです。